出典:カレジェアン 《カヴァルカドゥール》| Hermès - エルメス-公式サイト
私には縁遠い存在だったブランド品エルメス。
初めてエルメスのスカーフを手にしました。
1枚10万円以上もするというエルメスのスカーフを、私が大学の卒業祝いにと、叔父がプレゼントしてくれたものです。
エルメスのスカーフはカレといい正方形の形をしています。
あまりにも有名といわれるスカーフのシリーズですが、正直本物を見るのは初めてでした。
バリエーションあふれる模様のオブジェには、1つ1つに物語があります。
この有名なエルメスのスカーフがつくられたころ、フランスは戦争のただ中でした。
劣勢を強いられた戦いに、フランス国内は貧困化していました。
贅を尽くして、おいしい物を食べてきたフランス人にとって、食べ物もろくに食べられないような時代は、相当つらく、きびしものだったに違いありません。
そんな時につくられたエルメスのスカーフに描かれたのが、豪華なフランス料理の絵。
いつか、おいしい料理をお腹いっぱいに食べられる時代が来るようにと願いが込められたいたそうです。
あの色鮮やかな色彩は存在感があり、吸い込まれそうになるほどの力があります。
さらに、エルメスのスカーフは張りがあって、首に巻くと立ってくれるので、ファッションとしても、とっても決まりやすいです。
そんな、素晴らしエルメスのスカーフなんですが、私には使いこなせそうにありません。
部屋に広げて飾ろうかとも考えましたが、主張が強すぎてどうも落ち着かない部屋になってしまいます。
私の部屋にも私自身にもエルメスのカレは不釣り合いです。
まさに、宝の持ち腐れになってしまいそうだったので、箱や紙袋が残っているうちに買取に出そうと思っています。
叔父には申し訳ない。
ちょっとの間だけどもエルメスの輝きを感じられたので、私は満足です。
エルメスのスカーフを見れたことで
こういう世界があるんだということが知れました。
叔父さんありがとう。